国内旅行の安い時期はいつ?オフシーズンをエリア別にご紹介

同じ旅行計画をしたとしても、旅行の時期によって旅費の大半を占める宿泊費や交通費は大幅に変わります。

できれば安い時期を選んでお得な旅行をしたいですよね。

そこで今回は安く国内旅行できる時期や旅費を安くする方法について紹介します。

国内旅行全体の傾向

旅費は混雑する時期が高くなり、閑散期は安くなる傾向があります。

旅行会社は誰もが旅行したい時期は料金を高くして利益を得ながら、閑散期にはホテルの空き部屋や航空機の空席をそのままにしておくのはもったいないので料金を安くするように調整しています。

また国内であれば全国同じカレンダーで過ごすため、繁忙期と閑散期には一定の傾向があるので、その特徴について説明します。

大型連休は割高になる

ゴールデンウィーク、お盆、年末年始といった多くの人が連休を取りやすい時期は最も旅費が高くなります。

家族や友人といった一緒に旅行する相手も仕事や学校が休みになりやすい時期なので、予定を合わせやすい時期だといえますね。

また多忙で土日の休みもままならないような仕事をしている人にとっても、取引先も休みになることもあり、大型連休は思いっきり旅行を楽しめる時期なのです。

夏は高額になる

7月~9月は夏休みシーズンということもあり、旅費が高額になる傾向があります。

海や山で自然を楽しむには最適のシーズンなので、アウトドア派なら旅行したくなるシーズンでありながらも、避暑地でゆったり過ごしたい人やお盆には帰省する人もいて、とにかく旅行する人が多い時期です。

そのため旅費が高額でありながらも高速道路や観光地は混雑しやすいので、あらかじめ時間に余裕を持った計画を立てて行きたいお店の予約を済ませておくようにしましょう。

パッとしない気候の時期は安くなる

以下のような雨が多い時期や寒さが厳しい時期は旅費が安くなる傾向があります。

時期安くなる理由
1月中旬~下旬年末年始に消費しきった人が多いのか、旅行客が少なく費用が安くなります
4月中旬年度明けは環境が変わる人が多く、旅行どころではない人が多いです
6月~7月中旬梅雨の時期は天気が崩れやすいので、人気のない時期です
12月上旬師走の上旬は年末に向けて多忙な人が多い他、寒さが厳しい時期です

6月の旅行は雨が降りやすいので避けられがちですが、ホテルライフを楽しむような旅行や水族館や美術館といった屋内施設が目的の旅行であれば狙い目の時期です。

天気が崩れやすい時期だけでなく年末年始から2~3週間前後の時期であれば、旅費が安くなる傾向があるといえます。

年末年始も仕事という方は、ピークをずらして安い時期にお得な旅ができそうですね。

地域ごとのオフシーズン

国内旅行全体の傾向だけでなく、地域ごとのオフシーズンも押さえておきましょう。

地域によってハイシーズンとなる気候が異なる他、イベントがある時期には旅費が高額になる傾向があります。

ここでは旅行に人気の3エリアの傾向について紹介します。

北海道

国内旅行の傾向と同じく、北海道は7~9月がハイシーズンとなります。

北海道の夏は涼しくて過ごしやすく、広大な自然を楽しめる時期なので非常に人気です。

また札幌では2月上旬にさっぽろ雪まつりが開催されることもある他、ウィンタースポーツをする観光客も多いので、冬の時期も旅費が高くなります。

安い時期が短い北海道ですが、6月なら梅雨がなく気候が比較的安定していておすすめですよ。

京都

お祭りや桜、紅葉など、年間通して見どころがたくさんある京都も旅費が安くなる時期が限られています。

限られている旅費が安い時期の中でも年明けから2月にかけては、寒さが厳しくなります。

おすすめの時期はゴールデンウイーク明けの5月中旬です。

夏の蒸し暑さを回避しながら、京都の新緑を楽しむことができますよ。

沖縄

リゾート地として人気が高い沖縄は夏の時期の旅行が最も人気です。

また梅雨や台風の時期となる5月や10月は飛行機の運行にも関わるので避けた方が無難でしょう。

おすすめの時期は梅雨明けの6月上旬か年明けの1月中旬です。

冬の沖縄は海に入ることはできないものの本州のような厳しい寒さには見舞われないので、冬のリフレッシュ旅行にピッタリです。

東京の平均気温が10℃を下回る時期でも沖縄では20℃近くまで気温が上がります。

東京においては厚手のコートを着て過ごす時期でも沖縄ならギリギリ半袖で過ごすことができます。

時期を問わず旅費を安くする方法

安くなる時期は学校や仕事の都合で休みを取ることができないという方も少なくないかと思います。

旅費にこだわらずハイシーズンに旅行するとしても、安くする方法はまだまだあります。

ここでは時期によらなくても旅費を安くする方法もあるので紹介します。

日曜に出発する

一泊二日のショートトリップであれば、月曜に休みを取って日曜に出発するのがおすすめです。

土日を使って一泊二日の旅行をする人がほとんどなので、日曜出発なら土曜出発よりも旅費が安くなり、観光地も空いている傾向があります。

ただし月曜休みの飲食店や交通機関も少なくないので、事前に確認しておくようにしましょう。

青春18きっぷを活用する

春休み、夏休み、冬休みのシーズンに利用できる青春18きっぷを活用すれば旅費を大幅に抑えることも可能です。

青春18きっぷはJR線の普通列車及び快速列車が12,050円で1日乗り放題を5回利用することができる切符です(2020年7月現在)。

つまり片道2,410円で、計画しだいでは東京から九州にも行くことができちゃいます。

ただし普通列車と快速列車に限られるので時間がかかり、東京から九州に向かうなら20時間程度はかかります。

時間に余裕があって、節約したいという方にはおすすめの方法です。

前倒しに旅行の計画をする

旅行は早めに予約することで料金を割り引いてもらえることが多いです。

旅行プランにもよりますが、ゴールデンウイークの旅行であれば1月頃から予約が可能で、早く予約するほど旅費が安くなります。

しかし、半年先の予定は正直どうなっているのかよくわからない…という方も少なくないかと思います。

旅行の1ヶ月前になって急な予定が入ってしまうと、キャンセル料を払わなければいけなくなることも。

旅行時期の予定がみえる適度な前倒しの時期に旅行の予約をするようにしましょう。

まとめ

  • 家族や友人と予定を合わせやすい大型連休は旅費が高くなる傾向がある
  • 気候がパッとしない時期やイベントがない時期は旅費が安くなるが、台風や豪雨の時期は飛行機の運行に影響をおよぼす可能性があるので注意が必要
  • 旅行する曜日を調整することや早めに旅行を計画することでも旅費を安くすることができる

ハイシーズンの旅行であれば、旅行先を存分に楽しむことができますが、気候がパッとしない時期でも旅行先においてハイシーズンにはない新たな魅力に出会えるかもしれません。

また旅行の目的によっては季節問わず楽しめるので、旅行先でどのように過ごしたいかによっても旅行の時期を調整してかしこくお得な旅行を計画してみてくださいね。

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