はじめに
みなさんは北海道旅行というとどのようなイメージを持たれますでしょうか?新千歳空港について札幌に行って時計台、テレビ塔と大通り公園を見て、札幌味噌ラーメンや海鮮丼を食べた後はすすきので飲み歩く、多くの人がこんなイメージを持っていると思います。しかしこれは北海道観光というより札幌観光、北海道の魅力の一部にしか過ぎません。今回は更なる北海道の魅力を感じて頂ける道北の旅を皆さんにご紹介します。
旅行計画
ルートは札幌から日本最北端稚内と、観光地の宝庫旭川を巡り、再び札幌へと帰ってくると言うものです。しかし北海道は広く札幌-稚内間の距離はなんと328キロ、車で5時間ほどかかります。だいたい東京名古屋間と同じくらいの距離があります。そのため計画を立てた上での鉄道旅行をおすすめします。北海道の鉄道は本数は少ないですが、計画さえ立てておけば問題ありません。今回はJR北海道が発行している
「JR北海道 きた北海道フリーパス」を利用します。
JR北海道きた北海道フリーパスとは
「きた北海道フリーパス」は、Peach、AIRDO、ANAの新千歳空港、旭川空港、稚内空港到着客のみが利用できるフリーきっぷです。道央~道北の広い地域がフリーエリアとなり、4日間特急列車の自由席に乗り放題となるきっぷです。
「きた北海道フリーパス」の値段と購入場所は以下の通りです。
一般用: 13,150円(おとな)、6,570円(こども)
U25用: 10,520円(25歳以下限定,年齢を確認できる公的証明書の提示が必要)
発売箇所:新千歳空港駅
Peachの搭乗券を提示、または
AIRDO対象便搭乗時に渡される「ご搭乗案内」を提示または
ANAの「搭乗案内」を提示する必要があります。
旅行計画の一例
一日目
- 12:00札幌発ライラック15号
- 13:25旭川着
- 13:35旭川発サロベツ1号
- 17:23稚内着日没に合わせてノシャップ岬へ
サフィールホテル稚内にて一泊
2日目
- 9:39稚内発宗谷バス
- 10:29宗谷岬着
- 11:14宗谷岬発
- 12:08稚内着
- 13:01稚内発サロベツ4号
- 16:48旭川着旭川市内にて一泊
夕食には旭川ラーメンをどうぞ。
3日目
- 9:40旭川発
- 10:22旭山動物園着
- 13:40旭山動物園発
- 14:23旭川駅着
- 14:35旭川駅発
- 16:30層雲峡温泉着層雲峡温泉にて一泊
4日目
- 黒岳ロープウェイ
- 15:40層雲峡温泉発
- 17:35旭川駅着
- 18:00旭川駅発
- 19:25札幌着
各観光地を紹介
ノシャップ岬
稚内駅から遠い宗谷岬に比べてノシャップ岬は距離も近くバスの頻度も1時間に4本と稚内規模の街では異例の多さです。夕日が沈むタイミングでノシャップに居たいなら、早めに行ってノシャップ岬水族館を見学してアザラシに餌をあげましょう。
宗谷岬について
日本最北端の地としてられる宗谷岬、日本最北端の碑をバックに記念写真を撮るのがおすすめ、また岬には多くの石碑やオブジェが設置されており、それらを鑑賞しているとすぐバスの時間になってしまいます。
旭山動物園について
国内外から四季を問わずに多くの観光客が押し寄せる北海道。北海道第二の街、旭川にも多くの観光客が訪れます。そしてそのほとんどが旭山動物園を訪れるのではないでしょうか?行ったことはなくとも名前くらいは聞いたことがある程有名な動物園で、レッサーパンダやホッキョグマの展示方法で一時期話題となりました。
旭山動物園といえば、まずは「ペンギン」や「アザラシ」、「ホッキョクグマ」を連想する人が多いかもしれません。しかし、旭山には110種類以上、計600以上の動物がいます。そしてどの施設も、動物たちの自然な生き方を見ることができます。特に「かば館」では、カバが水中を泳ぐ姿が間近で見られるため、近年の人気スポットになっています。
層雲峡について
旭川の隣、上川からほど近い層雲峡は北海道の屋根といわれる大雪山公園の麓にあり、大雪山国立公園内にある黒岳はロープウェイで簡単に山の中腹まで登ることができます。夏場は散策、冬にはスキー場として賑わい、多くの人々が訪れます。展望台からは大雪山を構成する多くの山々を一望できる他、中腹部には黒岳資料館やレストハウスもあり、観光しやすいようにしっかりと整備されていて手軽に北海道の山々を楽しむことができます。
まとめ
今回は道北の稚内と旭川の魅力を紹介して来ました。取り扱った旅行計画は2020年6月に作成しているため現在の状況と異なる場合があります。またこれはほんの一例に過ぎず、旅行する人の数だけ旅行計画があって良いと思っています。道北にはまだまだ魅力的な場所がたくさんありますので、その中から取捨選択して自分だけの旅行計画を作っていただき、この記事がその旅行計画を立てる参考にして頂ければ幸いです。
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