旅行に行く際事前に新幹線や特急列車、飛行機を予約しておきますよね。しかし不意なトラブルによって予約していた列車や飛行機に乗り遅れしまったということはないでしょうか?本当はない方がいいですか万が一への備えをしておくと何かあった時安心です。今回は在来線特急列車と新幹線、飛行機に分けて乗り遅れてしまった際の対応についてまとめました。
JR特急列車、新幹線の場合
JRの特急や新幹線において乗り遅れてはいけないのは座席指定をしている場合です。もし貴方が自由席の切符を持っているなら自由席特急券はその日中は有効なので気にせず次の列車の自由席に乗りましょう。問題は指定席を乗り過ごしてしまった場合です。
この場合、払い戻し等はできませんし、次の列車の指定席に座ることはできません。ただし、正規料金のきっぷと、一部の割引きっぷなら、乗り遅れた場合でも予約列車の乗車日と同じ日の後続列車の自由席に乗ることができます。 自由席券については、席の予約はしていませんので、予定の列車に乗り遅れても次の列車の自由席に乗ることができます。新幹線もこれと同じです。この特例で後続の特急を使う場合、全車指定席の特急は自由席がないため利用できません。ただし、東北新幹線「はやぶさ」や秋田新幹線「こまち」、在来線特急「成田エクスプレス」「あずさ」など一部の全車指定席の特急は、後続の全車指定席の特急に立って乗ることができるという「特例の特例」があります。さらに「あずさ」など一部の全車指定特急は席が空いている場合に限り、その席に座れます。しかしこの特例は列車によって扱いが異なるため、全車指定席の特急を使う場合は後続の特急も利用できるかどうか、あらかじめ駅員さんに確認しておきましょう。
飛行機の場合
多くの航空会社が、乗り遅れた利用客を救済するためのルールを設定しています。
もっとも、スムーズに再予約ができるか、追加料金がかからないかどうかは
あなたが空港にどれくらい遅れて到着したか航空会社に遅刻を知らせる努力をどれだけしたかによって変わります。飛行機の場合は航空会社や購入したタイミングによって対応が異なります。飛行機に乗り遅れしまう際に大切なことは出発前に電話にて航空会社に連絡を入れることです。間に合わないと分かったタイミングが出発前であれば、航空券を無駄にせず対処できる場合があります。
寝坊や電車の遅延によって飛行機に間に合わない場合、まずは航空券を購入した旅行代理店か、航空会社に電話をして連絡しましょう。航空券の種類や予約状況によっては予約の変更ができ、次の便の飛行機に搭乗することができます。連絡をせずにそのまま飛行機に乗り遅れてしまうと、航空券を取り消し、買い直す必要があります。当日に航空券を買いなおす場合は早割も利用することができません。同じ航空会社の正規運賃の航空券を購入しなおすことになると数万円の出費になってしまいます。
ANA、JAL、スカイマークの場合
JALやANAなど一般航空会社の正規航空券の場合、搭乗する予定だった便の出発前までに連絡を入れれば、予約内容を変更することができます。
搭乗する便の出発前までに予約の変更をしなければ、ほかの飛行機への振替ができないため注意しましょう。予約の変更はWebからでも可能なので、電車の遅延で遅れそうな場合でもすぐに変更することができます。その他にも株主優待割引を利用して購入した航空券も変更可能です。
搭乗する便の○日前までに予約をすると航空券を安く購入できる早割は、予約の変更をすることができません。早割取り消し手数料は、早割の種類にもよりますが、多くは取り消し日にかかわらず運賃の約50%相当額のケースがほとんどです。
21日前までの早割の取り消し手数料はほかの早割と比べて安く設定されています。しかし搭乗する便が出発したあとに航空券をキャンセルすると、飛行機が出発する前と比べて手数料が高くなってしまうので、便の変更ができないとしても早めにキャンセルの連絡をする必要があります。
なお、スカイマークのたす得という前日までに航空券を予約することでお得になる割引は、予約の変更をすることができます。
LCC(ジェットスターやピーチ)の場合
LCCにおいてチェックインが間に合いそうにない場合、残念ながら予定の便に搭乗することはほぼ不可能です。
そうなれば次は、次の便に振替ができるかどうかや、キャンセルをして払い戻しができるかどうかを検討した方が良いです。
航空会社によって変更や払い戻しの締め切りは違いますので各航空会社と購入した航空券の詳細を確認しましょう。
ただしカウンターに行けば救済措置として振替をしてくれることもあります。そのためとりあえず航空会社のカウンターに行って乗り遅れてしまったことを伝えましょう。救済措置の基準は公開されておらず私たちの知るところではありませんが、「チェックイン時間には間に合わなかったが、出発時間の直前に空港に到着し、相談したら手数料を払って次の便に振り替えてもらった」という例もあるようです。
公共交通機関の遅延による乗り遅れは払い戻しの対象となることもあるようなので、遅延証明書はもらっておきましょう。
この選択肢は不確定要素が多いため状況次第としかいいようがないのですが、せっかく空港の近くまで来たにも関わらず、諦めて家にUターンするよりは一度相談してみる価値はあると思います。
まとめ
寝坊をして飛行機に乗り遅れてしまった場合、まずは電話をした方が良いでしょう。航空券によっては、搭乗する飛行機が出発する前に予約を変更することができます。また、変更できない場合でもキャンセル料が変わるため、電話は必要です。
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